こんばんは!あなたは今、よくばりWiFiを契約するか迷っていませんか?
そうであるなら、はっきりと申し上げます。
「よくばりWiFiは、やめときましょう。」
なぜそんなことを言うのか。それは、よくばりWiFiをおすすめできない理由が明確にあるからです。
今回こちらでは、そんなよくばりWiFiをおすすめできない決定的な理由を紹介していきます。ご検討中の方は、どうかここで紹介する内容を見て、ご判断ください。
よくばりWiFiの「5つのよくばり」について
まず、よくばりWiFiがどんなサービスなのか、私とあなたで認識が違うと変な話になってしまうので、ここで確認しておきましょう。
よくばりWiFiの公式サイトに、5つのよくばり!というサービスの特徴をまとめたページがあるので、そちらを引用します。

引用:よくばりWiFi公式
この画像を簡単にまとめると、「業界最安値の水準でポケットWiFiを無制限に、しかも海外でもそのまま使えるよ」という感じです。こう聞くと、かなり良いサービスに思えますよね。
しかし、この画像には書いていませんが、業界最安値水準と引き換えに、端末の性能は犠牲となっています。(後述)
言ってしまえば、よくばりWiFiは「性能が控えめな代わりに、安い料金でたくさん使えるサービス」という感じですね。
この「性能が控えめ」な点が、よくばりWiFiをおすすめできない理由に大きく関わっています。それでは、なぜおすすめできないのか、その理由を一緒に見ていきましょう。
よくばりWiFiをおすすめできない決定的な理由
よくばりWiFiをおすすめできない決定的な理由。それは、「ポケットWiFiの性能が低いのに、2年間の契約期間があるため、将来的に契約期間や違約金に悩まされる可能性が高い」ことです。
ちょっと、理由が長いですね。順序立てて、ゆっくり一緒に確認していきましょう。
ちなみに、前述した「ポケットWiFiの性能を犠牲に、業界最安値水準の料金設定」にしているのは、実は良いことだと思います。
性能が低くても使えるレベルなら、その分料金を安くしたいですからね。しかし、これに契約期間があるとなると話が違ってくるのです。
◎性能を抑えて料金を安く!
⇒契約期間があるのはNG×
どういうことか。まず、端末の性能について考えてみましょう。
端末の性能
よくばりWiFiで使えるポケットWiFiは「U2S」という機種。最高通信速度は150Mbpsという性能です。
対して、現在契約できる人気のポケットWiFi「WiMAX W06」は、最高通信速度1.2Gbps。よくばりWiFiと単位を合わせると、約1200Mbpsになります。
よくばりWiFi | 他のサービス | |
機種名 | U2S | WiMAX W06 |
通信速度 (下り最大) | 150Mbps | 約1200Mbps |
このように、最大通信速度には、なんと8倍もの差があるのです。かなり大きな違いですよね。
しかし、これはあくまで最大速度の差なので、実際の速度はもう少し縮まります。そして、実際の通信速度としては、よくばりWiFiも”今のところは実用範囲内”と言えるでしょう。
(メールやLINE、YouTubeの視聴ができるが、ロードの遅さを感じることもある)
これを業界最安値水準で利用できるのは、よくばりWiFiの良いポイントだと思います。しかし、強調したように、あくまでも”今のところは”です。1年後はどうなるでしょうか?
- START↓よくばりWiFiは、業界最安値水準の料金で無制限に使える
しかし、実は使える端末(U2S)の性能が控えめで、”今のところ”しか実用的ではない。
- NEXT1年後はどうなる?
1年後はどうなる?
2020年には、日本でも5GやWiFi6などの次世代高速通信が始まろうとしています。そして、これからはVR(仮想現実)やAR(拡張現実)のコンテンツがどんどん増えて、より通信速度が必要とされていく時代です。
(例として、「VRを使って家の中でスタジアムに居るような臨場感のあるスポーツ観戦」などが挙げられます)
そんなときに、通信速度の速い「WiMAX W06」などならまだしも、U2Sのような時代遅れの端末を使ってて、次世代の新しい通信を楽しむことができるでしょうか? 答えは、「できない」です。
U2Sの最大通信速度150Mbps程度では、通信速度が足りません。すぐに、他の高速なポケットWiFiなどを契約したくなるでしょう。
このように、現状では実用的な性能でも、1年後の未来には性能が足りずによくばりWiFiを解約したくなる可能性が大いにあります。
- NOW↓1年後には次世代の通信が始まる
よくばりWiFiの「U2S」だと次世代通信を楽しむことはできない。(最大通信速度150Mbpsでは速度が足りない)
- NEXT将来的に他の高速なポケットWiFiが欲しくなる
他の高速なポケットWiFiが欲しくなる…
しかし、2年間の契約期間があるため、解約しようにも9,500円~18,000円の違約金が重くのしかかります。
「契約期間満了まで我慢するか、それとも違約金を支払って乗り換えるか」
こんなことで、未来の自分を悩ませたくはないですよね。こんなふうに、契約期間や違約金などは、未来の自分の大きな足かせとなりえます。
いくら、よくばりWiFiが業界最安値水準だとしても、結局違約金を払うのであれば安くはありません。それでは、よくばりWiFiを選ぶ理由がないですよね。
以上の流れから、よくばりWiFiは、将来的に契約期間や違約金に悩まされる可能性がかなり高いため、おすすめできません。
よくばりWiFiという名前ですが、言ってしまえば、このポケットWiFiの性能で2年間もユーザーを縛ろうとするのが”よくばり”というものです。
- STARTよくばりWiFiは、業界最安値水準の料金で無制限に使える
しかし、実は使える端末(U2S)の性能が控えめで、”今のところ”しか実用的ではない。
- ↓1年後には次世代の通信が始まる
U2Sだと次世代通信を楽しむことはできない。(最大通信速度150Mbpsでは速度が足りない)
- ↓将来的に他の高速なポケットWiFiが欲しくなる
契約期間があるので、違約金がかかってしまう。(9,500円~18,000円)
- GOAL違約金を支払うか、契約期間満了まで我慢するかの二択
このように、将来的に契約期間や違約金に悩まされる可能性がかなり高いため、よくばりWiFiはおすすめできない
さて、ここまで、よくばりWiFiがおすすめできない決定的な理由を紹介しました。それでは、どこのサービスを選べばよいのでしょうか?
よくばりWiFiがだめなら、何を選べばいいの?
結論からお伝えすると、よくばりWiFiよりもおすすめなポケットWiFiは、契約期間・違約金の縛りなしが魅力的な「縛りなしWiFi」というサービスです。
ここまでの内容を踏まえると、よくばりWiFiの問題点は、「契約期間や違約金に悩まされる可能性がかなり高いこと」でした。
つまり、裏を返せば、”契約期間・違約金さえ無ければ”よくばりWiFiをおすすめできたわけです。加えて、よくばりWiFiには”業界最安値水準”という強みもありましたよね。
それも踏まえると、よくばりWiFiよりもおすすめできるサービスは、「業界最安値水準で契約期間・違約金がないポケットWiFi」だと思いませんか?
そして、その条件に合致するのが「縛りなしWiFi」なのです。一体、どんなサービスなのでしょうか?よくばりWiFiと並べて比較してみました。
縛りなしWiFiはどんなサービス?
縛りなしWiFi | よくばりWiFi | |
月額料金 | 3,300円 | 3,480円 |
初期事務手数料 | 1,000円 | 3,800円 |
契約期間 | 最低1ヶ月 | 2年間 |
違約金 | 無料 | 9,500円~ 18,000円※1 |
通信速度 (下り最大) | 150Mbsp~ 612Mbps | 150Mbps |
※料金は税別(公式表記に合わせるため)
※1期間によって変動(不課税)
こう並べてみると、縛りなしWiFiが完全上位互換に見えますね…。
実際、表にした部分では、完全に縛りなしWiFiがよくばりWiFiを上回っています。契約期間は最低1ヶ月で、よくばりWiFiの2年間と比較すると、実質無いみたいなものです。
さらに、違約金も無料で、月額料金・初期手数料においても縛りなしWiFiのほうが安く、まさに業界最安値水準といったところ。
これなら、毎月安く使えますし、性能が足りないと感じたら気兼ねなく他のポケットWiFiに乗り換えられます。こういった点から、よくばりWiFiよりも縛りなしWiFiがおすすめです。
また、実は、私も縛りなしWiFiを契約中なのですが、今のところ問題はありませんし、1ヶ月は過ぎているので解約も自由な状態です。
実際に使ってみたレビューや、契約前の注意点などを別記事にまとめているので、気になった方はぜひそちらをご覧ください。
さて、表で比較してみて縛りなしWiFiをおすすめしましたが、縛りなしWiFiが完全によくばりWiFiの上位互換かというと、そういうわけではありません。
よくばりWiFiのほうでしかできないこともあります。
よくばりWiFiは海外で使える!と言っても…
冒頭の方でも確認しましたが、よくばりWiFiには、5つのよくばり!の中に「海外でも使える」という特徴がありました。これは、縛りなしWiFiではできないことです。
「海外で利用する予定は無いから関係ない」という方は、もう一つのよくばりWiFiのメリットをご覧ください。(クリックでスクロールします)
さて、これにどれだけの価値があるでしょうか?真剣に考察した結果、あまり価値を見出すことはできませんでした。
どれだけの価値があるのか、考察してみた
まず、よくばりWiFiの海外利用には、2つのポイントが考えられます。
まず、手間について確認してみました。
どれだけ手間を省けるのか
よくばりWiFiでは、海外で利用する際に事前の申請は必要ありません。対応している国でWiFiをONにすれば、自動的に接続します。つまり、ポケットWiFiを持っていくだけの手間で、海外渡航中の電波を確保できます。
他の手段としては、WiFiレンタルや現地SIMを使う方法がありますね。それらの方法と比較して表にまとめました。
よくばりWiFi | ポケットWiFiを持っていくだけ。 |
WiFiレンタル | 事前に予約して受け取る必要がある。 |
現地SIM | 現地でSIMを購入して、設定を済ませる必要がある。 |
こう見ると、よくばりWiFiはとても気軽でいいですね。それでは、次に料金を見ていきましょう。
料金は安いのか
よくばりWiFiで問題なのはこちらの料金です。
よくばりWiFiでは、海外で利用する国によって、プランAとプランBに分かれて、別途で料金がかかります。その料金がこちら。
主要な国はプランAに含まれているので、基本的にはプランAが適用されるのですが、高価すぎます。
海外WiFiレンタルを利用すれば、1日500円程度で済みますし、現地のSIMはもう少し安く使えるでしょう。仮に、5日間レンタルしたとすると…
※海外利用のため、消費税はかかりません。
5日間で3,900円の差がつくわけですね。これは、よくばりWiFiの月額料金よりも高い料金です。つまり、もう一台契約してしまったような損をするわけですね。
果たして、この料金差は、手間を省けた分と釣り合っているでしょうか。はっきり言って、こんなに料金の差が出るんなら、自分でWiFiをレンタルするという人が圧倒的多数だと思います。
1,2日程度であればもう少し差も縮まりますが…。そんなに短期の海外旅行をするのかどうかという話にもなります。
よって、料金の高さが手間の気軽さと釣り合っていないため、よくばりWiFiの海外利用にはあまり価値が無いという結論になりました。
よくばりWiFiの大きなメリットは完全〇〇!
ここまで、よくばりWiFiをあまり良くは言ってませんが、よくばりWiFiにも大きなメリットがあります。それは、「完全無制限に利用できること」です。
よくばりWiFiは、月間容量だけでなく、日毎の容量設定も設けられていないんですよね。
例えば、私が使っている縛りなしWiFiには、1日2GBの容量設定があります。もし、縛りなしWiFiで容量をオーバーすると、その日のうちは通信制限でネットが低速に。(次の日には戻ります)
その点、よくばりWiFiは1日2GBといった制限がないので、容量を気にせずにかなり自由に使うことができます。ここは、よくばりWiFiの”よくばり”な良いポイントですね。
しかし、1日2GBの制限があるとどんな感じなのか気になりませんか?ここで、2GBでどれくらい通信ができるのか、ソフトバンク公式の回答を見てみましょう。
1日2GBの容量制限があるとどうなる?

引用:ソフトバンク公式
あれ?2GBの制限があっても、結構通信できそうですよね。
回答を見ると、なんと動画視聴は約9時間もできる計算となっています。メールの送受信やホームページの閲覧はピンときませんが、動画を1日9時間見られるとなると十分でしょう。
もちろん、実際には他の通信も行うので、9時間まるまる動画視聴というのはありえません。それに、多くの方が動画を視聴すると言っても、だいたい2,3時間ぐらいです。
しかし、実際に私が他の通信にも使いながら、2,3時間ぐらい動画を見ても通信制限にはなりませんでした。つまり、1日2GBの制限があっても、どうってことないわけです。
通信制限はすぐに終わる
ちなみに、仮に縛りなしWiFiで通信制限になったとしても、制限がかかるのはその日のうちだけ。日付が変わると、また元通りに2GB使えるようになります。
となると、ますます「縛りなしWiFiでいいんじゃないか」と思いませんか?私は絶対に縛りなしWiFiのほうが良いと思います。
長文でしたが、ここまでお読みいただきまして、誠にありがとうございます。今後の通信環境も見据えて、是非よくばりWiFiよりも縛りなしWiFiを選ばれてはいかがでしょうか?
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